[コメント] 悪魔のような女(1955/仏)
ラスト10分、光と闇と音だけでヒッチコックを越えようとし音楽をはずしたか。そして台詞もはずした。その結果は・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
その結果は、
扉の開く音・差し込む部屋の明かり・タイプライターの音・そして闇。
ある意味、サスペンスの巨匠たるヒッチコックに真正面から挑戦した本作はヒッチコックを越えられなかったのかも知れない。異論はあるだろう。
だが、ラストのクライマックスが一段落した後の、最後の最後の少年の言葉「先生は帰ってきたよ、見たんだもの・・・」
なんてこった、虚言癖の少年の戯言かもしれないのだが、もしかしたら、先生は死んでなんかいないで、夫と愛人をまんまと・・・『悪魔のような女』とは愛人の事じゃなかった・・のか?
わからない、わからない。後は観客が好きに想像力を働かせるだけなのだ。
クライマックスでの緊迫感はやはりヒッチには敵わないと思った矢先の衝撃波だ。
そして思った。「これはヒッチコックを越えたな」と。
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