コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 夜明けのすべて(2023/日)

穏やかな多幸感に包まれるような映画。「自己肯定感」とか「安心できる居場所」なんて言うと抽象的でどんなものかよくわからないが、「こういうことかな」と思わせてくれる。
シーチキン

映画の初めの頃は、上白石萌音松村北斗 のような人が身近にいたら、正直、「やだな」とか、「係わらないようにしよう」とか思ってしまった。けど、そうじゃないねというか、それはちょっともったいないんじゃない、と言われているような気がする。

さらに言えば、二人のようなことは、大なり小なりを問わず、多くの人は一度くらいは、あるいはもうちょっと、覚えがあるようなことばかりではないだろうか。

なのに、そういうことを理由に遠ざける、遠ざかってしまうというのは、さみしいというか、人生の味わい、喜び、滋味、といったようなものを遠ざけているのと同じじゃないかなあ、なあんてことを考えさせられた。

だからこれは、良い映画だと思う。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)セント[*] なつめ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。