[コメント] 雨の訪問者(1970/仏)
薄弱さの多元的な構造は女を男たちのパワハラ気質に惹かせながら、男たちを支配する蛮勇をも彼女にもたらし、特殊な母娘関係は娘の魔性と向き合う母の距離感だと解される。
ルネ・クレマンのこの高踏心理は場違いでもあり、ブロンソンの視点になれば明快単純な状況は女の視点に切り替われば霧にまかれ、全編が話の枕のような見通しの悪さに見舞われる。
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