[コメント] 若き見知らぬ者たち(2024/日=仏=韓国=香港) - 更新順 (1/1) -
先行きの微かな希望や笑い燦めく儚い日々や贖罪による赦しや、乃至は耐え難い絶望と孤独や行き場ない怒りや、そういう何かの前振りがなければ描かれる理不尽は流される。滝藤・染谷・岸井の配置も拡散要因でしかない。言わねばの思いは空転する。 (けにろん) | [投票] | |
かなりの傑作だった『佐々木、イン、マイマイン』に比べると確かに見劣りがするし、描かれている内容にケチを付けたくなる観客がいるのも分かれるけれど、しかしこれも、力作であることは間違いない。少なくも画面造型に関しては、本作も充分に面白い作品だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
主人公(磯村勇斗)の孤立を描くにあたって内山拓也監督は、個人と社会システムとの関りを(意図的なのか成り行きなのか)完全に切断してしまう。これでは弱者を描くための“弱者利用”に見えてしまうかもしれない。この企みは好嫌/賛否が分かれるだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |