[コメント] 敵(2025/日)
この手の「不条理」な世界作品は批評に困る。日常生活にジワジワと侵食する妄念と狂気。 インテリ独居老人の心象世界は複雑かつ、難解だ。1つ確かなことは、幾つになっても尽きることない女性への関心と執着。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作は「老人小説」の傑作と評価されているらしい。つまり、老化(痴呆症・老衰)小説ということか。そう理解すると、なるほどそういうことか、と映像世界に納得する。
鑑賞後、主人公にはいつから”異変”が起こっていたんだろう?(いつから、彼は「亡霊」 だったんだろう?)と考えさせられる展開。その意図的な演出・映像表現はお見事。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。