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(2025/)

[Drama]
製作総指揮小澤祐治
製作江守徹
監督吉田大八
脚本吉田大八
原作筒井康隆
撮影四宮秀俊
美術富田麻友美
音楽千葉広樹
衣装宮本茉莉
出演長塚京三 / 瀧内公美 / 河合優実 / 黒沢あすか / 中島歩 / カトウシンスケ / 高畑遊 / 二瓶鮫一 / 高橋洋 / 唯野未歩子 / 戸田昌宏 / 松永大輔 / 松尾諭 / 松尾貴史
あらすじ20年前に妻に先立たれて以来、77歳の仏文学の元大学教授・渡辺儀助(長塚京三)は祖父の代から受け継いだ日本家屋で一人で暮らしている。日々の家事を几帳面にこなし、ささやかだが雑誌の連載を持ち、たまに教え子の女性編集者(瀧内公美)や舞台関連会社社長(松尾論)が訪ねて来る。飲み友達の年下のデザイナー(松尾貴史)には、もうやり残したことはないと自身の終活スケジュールを語る。そんなある日、パソコンに不信なメールが届きはじめ儀助は不穏な夢をみるようになるのだった。吉田大作監督/脚本による映像化不能と言われた筒井康隆の同名小説の映画化で東京国際映画祭 作品・監督・主演男優賞受賞作。(白黒/108分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5う〜ん、感心する。老醜もこれほど生々しいと清々しいと思えます。2時間弱、ずっと映像に目入ってしまう。人生、夢、幻、生と死のはざまにたゆとう我なる時間の怒涛。早くも今年のベストかなと思う。長塚はまさに全部吐き出し人生を刻み込む。吉田は「桐島、〜」以来の傑作至れり。 (セント)[投票]
★4経済的窮乏で物質的裏づけを失い丸裸になった精神は、おさまらない性欲を利用して譫妄を亢進させて戦場を仮構し、放置してきた自身の未成熟と向き合う。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4ただ生き延びるために生きることなど受け入れられない、とこの老人(長塚京三)は言う。老人は大学教授というステータスによる自尊心を守るために残りの人生を費やそうとしているのだ。そして老人の煩悩はステータスを頼りに再勃起を夢想して自尊心は空中分解する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4それほど遠くない将来にあの年代に突入する身としては非常に怖い映画でした。 (K-Flex)[投票]
★4達観したよな老境の余生だが記憶と現在を往還し彷徨う想念は「女」のことばかりで、でもフェリーニみたくサバけてなくいじましいくも言い訳がましい。最期を「敵」に仮託する程に死を恐れてる風もなく本質は逸らされる。只管に飯作りのディテールが突出。 (けにろん)[投票]
★4同じ丁寧な暮らしでも『PERFECT DAYS』の平山には憧れるのに本作の儀助には惹かれないのは、片や達観した生への賛歌であり、片やリアルで生々しい生への執着から来るものか。 [review] (deenity)[投票]
★4長塚京三さんが出ていると知って、予備知識ゼロで観にいった。 [review] (なつめ)[投票]
★3この手の「不条理」な世界作品は批評に困る。日常生活にジワジワと侵食する妄念と狂気。 インテリ独居老人の心象世界は複雑かつ、難解だ。1つ確かなことは、幾つになっても尽きることない女性への関心と執着。 [review] (AONI)[投票(1)]
★3四宮秀俊秋山恵二郎のコンビ作は全部見たいという映画ファンも数多くいるだろうと思う。私もこの点が本作を映画館で見る一番のモチベーションでした。序盤はずっと固定。古い家屋の空間を実に端正丁寧に見せる。 [review] (ゑぎ)[投票]
Ratings
5点1人*
4点8人********
3点2人**
2点0人
1点0人
11人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

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