[コメント] 教皇選挙(2024/英=米)
神聖という権威の象徴として礼拝堂に閉じ籠る男たちのやりたい放題をレイフ・ファインズの困り顔を通して堪能する娯楽。その閉鎖性は市井の犠牲を払ってでも力でこじ開けられるのを座して待つか、自ら窓を開き風とともに届く笑い声を迎い入れるのか、という話。
IOCの東西南北入れ乱れてのワールドワイドな駆け引きとか、JOCの義理と人情を秤にかけたせこい貸し借り合戦とか、似たような会長選挙映画が作れそう。
それにつけても『ブルーベルベット』とから40年あまり、男どもを蹴散らすイザベラ・ロッセリーニ堂々の存在感。
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