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[コメント] ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025/米)

マクガフィンに意味を持たせすぎた結果、作品自体もそれに振り回されてしまっているように映る。
ドド

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







核が発射されるわけは(本シリーズでは)あり得ないのだから、そこを主菜にしている今回は多くの場面に求心力がない。

マクガフィンはマクガフィンとして観客に委ねて、小さな「見つかるか見つからないか」「間に合うかどうか」というような積み重ねが本シリーズの魅力だったのだと改めて気づく。

また大統領まわりのシーンはことごとく安っぽく、潜水艦では何のためにどこで何をしているのか把握しづらくなぜ助かったのかもよく分からない。潜水艦は退屈と言っていいと思う。

それでも最終盤の曲芸飛行+メモリのタイミング+爆弾解除の3種合わせ技のサービス精神には感心してしまったし、スクリーンを全力疾走するトムの姿になぜか「ありがとうね」と手を合わせたくなったのだった。

トラファルガー広場の大団円を迎えると、また集ってほしいと思えて憎めないシリーズ第8作でした。(なぜみんな集まったのかは謎。飲みにでも行けばいいのに)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] おーい粗茶[*]

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