[コメント] あこがれ(1957/仏)
少年に仮託されたド変態は済し崩しの作劇によりドラマティックに摩り替えられる。逆回しなどの手法やポスター破りなどの露骨な攻撃批評も青臭いのだが、それは不思議なことに居た堪れなさには転化しない。確立された批評精神が世界を独善から救っているから。
(けにろん)
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