[コメント] ヒポクラテスたち(1980/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
気になるキーワードをまとめてみた。
「気狂いピエロ」・・・公開時は「気違いピエロ」だったのを差別用語ということで改題。
庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は東大紛争でゆれる当時の受験生に指示され、受験生のバイブルとまで呼ばれたそうな。
「緊急の場合は」(ジェフリイ・ハドスンはマイケル・クライトンの別名だとか。)
「分裂病の少女の手記 心理療法による分裂病の回復過程」(セシュエー)
防衛医大東医体パージ運動・・・よくわからん。
徳洲会の勧誘・・・世界第3位の規模を誇る医療法人グループ。開業わずか7年めで映画に出るのだから驚き。茅ヶ崎の徳洲会が撮影に使用されているみたい。
内藤剛志の演説に731部隊・・・この頃、森村誠一の「悪魔の飽食」がベストセラーだったね。
CTスキャン・・・ビートルズで稼いだEMIが開発。これはトリビアネタにしたいぐらい。ローリング・ストーンズの「Paint it black」は絶望した主人公がアンチ・ビートルズとして使用したのかな。
ニセ産婦人科医・・・検索してもそれらしき記述ないから少し自信ないけど、おそらく所沢市で起きた「富士見産婦人科病院事件」がモチーフになっていると思われる。実は親戚がこの事件の被害者で、子供を産めない体にされてしまい、自分も医師免許取消の署名をしたことがあるのだが、2005年に25年めにしてようやく一人だけ医師免許を取消された。驚くのが、刑事事件でなく医療行為そのものを理由にした取消処分は初めてということだ。それだけ医者は優遇されているのだ。
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