[コメント] ゴジラvsビオランテ(1989/日)
平成怪獣映画史を語る上でこの映画を評価しないわけにはいかないことに気づいた。
この映画がなければ、平成ガメラシリーズも、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』もなかったはずである。
平成怪獣映画の試金石であり、マイルストーン、先達であり人柱。
「ゴジラ映画は子供向けの映画ではなく、ハリウッドテイストの大人も見れるエンターティーメント映画にできるはずだ」
そう思っていた映画オタク、怪獣オタク、そして現場の制作者は日本中にたくさんいたことだろう。その試みに初めて真っ向から取り組んだのがこの作品だと思う。確かに欠点はあるのだけれど、さまざまな主観からその欠点を「オレならこうするな!」とライバル意欲満点につくられたのが平成ガメラシリーズだと思う。
そして平成ガメラシリーズからの先祖返りとして、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』がつくられた。
平成VSシリーズが混迷の深みに入ったのは『ゴジラVSキングギドラ』からだろう。この映画にも責任の一端がないわけでないが、その後の貢献度から鑑みるにこの映画はもっと評価しなければならない。
スカパー!全放送で10数年ぶりに再見し、「評価すべし!」の結論に至った。 さあ、平成ガメラシリーズおよび金子ゴジラを評価するなら、この映画の点数を上げよう! でも、傑作ってわけでもないから5点はやらない…。
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