[コメント] 気違い部落(1957/日)
ユーモアを時折交えながら村八分という行為を通して閉鎖的な村社会、親方(地主)が村人から搾取している様を克明に描いてて圧巻。ただ、前半と後半では作風が変わっていて、前半に森繁をナレーションとして登場させる意味が無くなっている。['07.3.14シネマヴェーラ渋谷]
まずタイトルにビビる。テレビだと文字にモザイク入るんだろうか?口にしても、「ピー」だろうし。原作は、まだ販売してるのか?
これが例えば黒澤明が監督して、海外の映画祭で受賞してたりしたら、どうしてたんだろう?タイトル変えて、DVD化してるのか?
しかも、ホトトギスとか犬の死骸とかバンバン出てくるし。時代を考えると、たぶん本物の死骸だよな。そーゆー意味でも、永遠にテレビ放映されないであろう作品。
役者的には伊藤雄之助がいつもよりおとなしいし、淡島千景も終盤でやっと動き出す役で勿体無い。三井弘次が「上手いなぁ」と思って見てたら、同年の『どん底』と本作でブルーリボン助演男優賞だとか。納得。
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