[コメント] ウンタマギルー(1989/日)
オキナワとにっぽんの違いを感じさせる映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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機会があって一度だけ沖縄へ行って,いろんなことを経験してきた後で,ビデオ屋さんで見つけたのがコレ。おもろいというよりも,空気を感じようとして観てたかもしれない。なので,ストーリー的にはあまり印象が残っていないかも。すみません。
一つだけ強烈に残っているのは,ラストシーン。豚の化身である美女のマレー。おそらくだけど,彼女はある種の精神の病をわずらっている。でも,オキナワでは,それが何のスティグマにもならない。しかし。オキナワが日本に復帰する日,土地の有力者が「これからはにっぽんだ!」と,力強くやまとぐち(本土の言葉)で宣言し,隠し持っていたダイナマイトを爆発させる。マレーもろとも爆死。
このにっぽんって国は,異質に見える人を徹底して排除するんだ。そういう思いが残った。
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