[コメント] トイ・ストーリー(1995/米)
少年期特有のせつなさを、人形に託すという視点がさらにどうしようもなくせつなくなるGOODアニメ
愛されることが仕事であるドールズの悲哀。設定がタナトスを想起させてなんともせつない映画空間がそこにある。愛されたいと願う心が、愛するその人へは決して届かないのだ。距離が遠くなっていく関係でしかないドールズの空元気とも思える映画内の振る舞いは、やっぱりせつない。そして、その傷をなめあうかのごとき友情。映画的なドラマは設定の段階ですでに完成している。さらにそうした哀愁をウエットによらないところがこの映画の信条だ。妹がウッディの人形を持っていたのを覚えている。今はあのウッディ、どこへ行ったのだろうか・・・
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。