[コメント] 楢山節考(1983/日)
礼節を知るために姥を捨てる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主人公を含めたすべての人たちの感情が,(おそらくは)歯の生え替わりへの恐怖くらいのレベルでしかないのだろうということにおののいた。
生きるために鶏を殺すのと同じように人を殺すんだし,かわいがってた鶏が食われて悲しいけどうまいものはうまいってのと同じように,母ちゃんを捨てるのは悲しいけど食い扶持が減ってほっとするんだろうな。
最後の最後で辰平が見せた表情も,端的に「あーあ,まーた人が増えちまいやがって」というグチなんだろうなと。
この映画のテーマはカムイ伝なんかにも通底するんだろうな。
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