[コメント] 赤い殺意(1964/日)
書架の形状が楠侑子の身体に科を作らせ、ストーキングへの憎悪を煽る。日常の凶器物が春川ますみのただの不作為を劇画にする。構造の支えを持たない露口茂はダメを加速させ、もはや憎悪を越えていくが、
不決断に身を任せるますみんも最終的には事態の収拾に達するものの、過程を案に相違させる。事態が自然の営為に終わってしまえば、ますみんは死神になりそうだが、西村晃の性欲が家庭を円満にせずにはおかない。
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