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[コメント] 張込み(1957/日)

日常と言う退屈さと、日本の夏の暑さと言うけだるさ。
あき♪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







日本の夏には暑くて焼き殺されそうだというよりも、じわじわと普段の生活の中で生命力を少しづつ奪われていくようなけだるさがある。

刑事はその中で生命力を削って日常を生きていくサマを、職務の中で逐一その日常を監視していく。

そう言った退屈そうな日常を見ているからこそ、最後の方で逃亡犯と一緒に川べりで涼をとる二人の一瞬だけの日常から解放された非日常がとても涼しげに映り印象的だと思える。

(評価:★4)

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