[コメント] ピースメーカー(1997/米)
ピースメイカーは開拓時代の拳銃の名です。“平和製造機”という名が付けられた拳銃の矛盾=アメリカ合衆国。でも、この映画は、内省と他者へのまなざしを持とうとはしているのに、結局は、自分の領土から一歩も出ようとはしない
・・・そんな印象。でも、残念ながら、それは自分にとっても言える事。
劇的に、極右化し始めたイスラエル・シャロンの強行を、保守化し始めたアメリカ・ブッシュが黙認し、そのブッシュに犬っころみたいに付き従う日本。多くの日本人は、その何もしない小泉を容認し、何の提言も発しない外交政策を黙認している。自分も間違いなくその一人。
何もしない自分・・・押井守『パトレイバー2』は、そこにいて全てを知りうるのに手を拱いて何もしない自分たちを、まるで神様だと、表現していました。そして・・・
神がやらねば、人がやる
“人がやらない”世界を作るには、我々一人一人が神棚から降りるしかないのでしょう。その動機が、放っておけば自分らが身を置くこの神棚にも火の粉は回りうるから、なのかどうかは解りませんが・・・
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