[コメント] 桜桃の味(1997/イラン)
今、世界でいちばん「クレバーな映画作家」アッバス・キアロスタミ
以前から思っていたことなのだけれど、あまりにクレバーでウェルメイド過ぎて、バァーと開ける迫力に欠けるのがキアロスタミの弱点なんじゃないか(賛否両論あるこのラストも、その弱点を補うためにこそ存在するように思う)。観ていてひたすらオモシロく「これぞ映画だ!」と唸らせる本作『桜桃の味』も、「狙いが成功し過ぎている」、という点で妙な不満が残ったなあ。
もちろん、ここまでやれる人が今、他にいないのも事実だと思うけど。
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