[コメント] ジャンヌ・ダルク裁判(1961/仏)
ロベール・ブレッソンが切り刻んだこの映画はリュック・ベッソンと同じカテゴリーには存在しない。
タルコフスキーがベルイマンやブレッソンについてさかんに論評してることは有名だが、特にブレッソンのこの映像表現において、見ている者を一気に(短い間に)普遍的な世界へ導く手法は真似できるものではない。
ジャンヌ・ダルクに関する情報よりも、それを取り巻く一面的な(裁判という)環境だけで、この映画は歴史の全てを表現できている。
大作に挑戦したリュック・ベッソンではいかにも重荷といえる。
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