[コメント] 穴(1960/仏)
コンクリートを撃つ硬質の打撃音、ヤスリが鉄を切り裂く悲鳴のような擦過音、木材が崩れ坑内に響き渡る乾いた反響音。無遠慮な音にさらされ続けることで、我々観客は徐々に男たちの6人目の共犯者に仕立てられる。理不尽な後味は同志としての思いに他ならない。
(ぽんしゅう)
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