[コメント] 燃えつきた地図(1968/日)
デビュー作『おとし穴』から、『砂の女』『他人の顔』と続いた安部公房とのコンビ振りはここでも健在だが、前3作ほどの吸引力が無い。カラー映像が仇になったのか?むしろ勝新の映画という印象で、勝新の演技に頼ってる部分が大きい。['07.6.26新文芸坐]
いつもアグレッシブな役が多いが、こーゆー無気力な役も自分の物にしてしまうのだから、やっぱり凄い。
女性依頼人の役は、もうちょっと美人女優の方が良いのでは?と思うが、市原悦子という特異な女優を使う事によって、観客を煙に巻く事に成功はしているし、勝新と渥美清が同じ画面に収まってるって凄いな。
興信所員の離婚状態の妻役に、中村玉緒ってのがニクい。
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