[コメント] デッドマン・ウォーキング(1995/米)
悪とは何か?、それは人の倫理観が否定する状態。では、倫理観とは何か?、それは人の生を肯定する事。では生とは何か?、
それは死を忌むべきものとして否定する状態である。
この映画で良い所は死刑を否定も肯定もしないところだと思う。
死刑囚は悪である、それは絶対的だ。 では、それを悪だと言う事で、排除しても人の心は痛まないのか?、と言うことがこの映画の主題であると思う。
人が持つ胡乱な倫理観と言う正義、それすらも否定してしまう、また別の倫理観。
それを人が絶対避けては通れない「死」と言う、「絶対的な何か」をテーマに見た後まで尾を引く、問題作だとう思う。
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