[コメント] ポンヌフの恋人(1991/仏)
あんまり出来がいい映画だとは思わない。暗い映画なんだけど、なんでこんなに暗いのかがよく分からないし。いろいろ納得がいかないところは、確かにある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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でも嫌いになれないのは、カラックスの青臭さに惹かれるもんがあるからだろうか。理性もクソもない白痴のような登場人物が、ひたすら感情だけで突っ走る。一言で言えば馬鹿なんだけど、尋ね人のポスターを片っ端から燃やしまくるドニ・ラヴァンの気持ちが分からないと言ったら嘘になる。この愚かしさこそがいとおしいと思う。
花火のシーンの映像は凄かった。こんなの見たことない、って口に出して言いたくなるほど、本当に物凄い量の花火。その花火をバックに、大はしゃぎを繰り広げるドニ・ラヴァンとジュリエット・ビノシュ。眩しいぐらいに、奇跡的に、青春してるって感じだ。
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