[コメント] ポンヌフの恋人(1991/仏)
フランス映画界の異端児、カラックス本領発揮!!
カラックスの作品は、人によって好き嫌いは大きく分かれるところだと思うけれど、しかし新作が発表されるたびに、「とりあえず観ておかなくては!」と誰もが思う稀有な監督ではあるまいか。
その凄まじいまでのオリジナリティーと、負の方向への強力なエネルギーがびしびしと感じられる。
作品の放つオーラ、鮮烈な映像、監督の頭の中からちょっとこぼれたような詩的できれぎれのよくわからん(しかし鋭く美しい)セリフ、ジュリエット・ビノシュとドニ・ラヴァンの役者魂!なにしろこれを見逃すわけにはいかないのだ。
オープンセットの崩壊、ドニ・ラヴァンのけが(そりゃ、あんな無茶すりゃけがもするわな。。)、巨額の制作費、スタッフとの不和、問題てんこもりを乗り越えてなんとか完成に至ったこの素晴らしい作品を、どうかみなさんも見てみてください。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。