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[コメント] 男はつらいよ 望郷篇(1970/日)

この第五作目から偉大なるマンネリズムが始まった。(05・5・11)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 評価高いけど、これほど笑えない『寅さん』も珍しいね。冒頭からおいちゃんの葬式の夢を見るいうのは『寅さん』の導入部として始めてやね。

 森川信が二年後に亡くなった事を知っていると、どうしても笑えんのね。寅さんは「お葬式」の段取りの手際がいいから、就職先は「葬儀屋」なんか良かったかも知れんね(笑)

 この作品マドンナも魅力無いの。豆腐屋の娘の長山藍子でしょ。「色は白いが水臭い」て寅さんも言うてるのに惚れるんだね。確かに色は白いんだけど。

 それより豆腐屋の女主人杉山とく子の方が、ある意味魅力あるね(笑)この人『マルサの女』で宮本信子に食ってかかったオバサンでしょう。「もっと悪い事してる奴いるんだろ。なんで貧乏人ばっかり苛めるんだい」とか言う台詞が忘れられんなぁ。

 寅さんのマドンナって「大人しい上品な女性」が多いなぁ。リリー朝丘ルリ子だと友情ものになるけど面白いもんなぁ。統計とっとらんけどね。

 最近さくら倍賞千恵子が素顔でコマーシャル出とるね。さすがに老けたなぁ。若い時の美人は年取ってからが大変やね。杉山とく子ぐらい老けてれば、十七年たっても年取った感じしないもんなぁ。

 井川比佐志が出とるね。この人顔が喜劇に向いとらんの。だから山田洋次もシリーズでこの作品にしか使ってないでしょう。怖い顔しとるもんなぁ。あの人はシリアスな問題作向きの役者やね。この人と前半の北海道のエピソードがからんどるのだけど陰気なばかりでね。

 「寅さん」の中ではそんなに面白いと思わなんだなぁ。

 メモ 公開日1970年8月26日 上映時間 1時間28分

    観客動員数 72万7千人 併映作品 『なにがなんでも為五郎

    主なロケ地 千葉県浦安 北海道 札幌・小樽

(評価:★3)

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