[コメント] ベルリン・天使の詩(1987/独=仏)
本作からヴェンダースは迷走し始めたと思うのですが。「映画についての映画」といえば聞こえはいいが、この甘ったるい感じは、『パリ、テキサス』以前の、一作ごとに「映画」を再発明していくような清新さとは全く無縁だ。相変わらず撮影は悪くないのだが、これもどこか自らのテンプレートに沿っていて守りに入ったショットばかり。良いシーンもあるんだけどね。
(赤い戦車)
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