[コメント] 男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975/日)
リリーシリーズの続篇として観ると味わいが深くなる。☆3.9点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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リリー(浅丘ルリ子)シリーズは4篇ある訳だが。その2作目。1作目の2年後だが、前作より浅丘はリリーをのびのびと演じているように見えた。「リリー自身」が自分の境遇に多少吹っ切れたのかも知れない。浅丘の踊るような綺麗な声に、ぼくもすっかり魅了されてしまった。化粧は気にするな、女の子は心が若くて美しければ何時までも可愛いんだ!
何とも首をかしげたくなる船越英二の存在。ぼくは彼が大好きなのでいいんだけど。しかし色男船越が居るのに、リリーと寅の関係に全然影響を与えないのには驚く。既に二人はびくともしないのだ。
takud-osakaさんも取り上げておられるが、寅さんファンが屈指の名シーンと呼んでいるらしい「メロン騒動」と柴又駅前「相合い傘」。相合い傘ではぼくも目がうるんでしまった。この映画ってやっぱり70'sの精神風土なのかしら。リリーさんってどこか「はいからさん」なのね。
最後のさよならは前作(「忘れな草」)以上に不自然だな〜。ここで別れは無いでしょう。普通ここまで相思相愛なら二人は一緒になるしかない。すると『男はつらいよ』は第15作で終わってしまう訳だが。
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