[コメント] 男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
本筋は余りにも薄く、栗原小巻がいくら女性の知性を煌めかせても、このホンではそれが調布のプロペラ機とともに空回りする音が鳴り響くばかりで気の毒。そもそも彼女が島の教育現場を去るという、『二十四の瞳』の大石先生の志と真逆の決断に至る物語は、過疎の島を愛情をもって描くにあたって正しかっただろうか。このホン、土台の基礎が歪んでいると思う。
「おじさんはドンくさくて常識外れだけど世間体なんか気にしないものなあ」という満男の褒め言葉がいい。シリーズ後半の大立者笹野高史の初登場(下田の「ちょいとした顔))ほか、松居直美ら脇役が好演。さくらは中年になったなあ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。