[コメント] 間諜X27(1931/米)
女スパイの心意気。
組織の犬になりきれず、愛とスリルを求めさ迷う、街頭の野良猫で在り続けた女の魂。
数秒後に銃殺が迫っているのにもかかわらず、化粧を直しストッキングの弛みを整えるX27に、あるべき女の心意気を感じた。
彼女がロシアンスパイを逃すクライマックスの、逆光を使ったシーンの美しさこそモノクロ映画の醍醐味、スタンバーグ魔術の極みだろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。