[コメント] 時計じかけのオレンジ(1971/英)
支配された人間の末路。我々はネジ回しに操られている?
スタンリーの皮肉がこの作品で絶好調です。体制によって善良さに支配された一市民の方が、自らの悪意や欲望に支配されている暴漢より恐いような気さえしてくる。
社会常識や社会通念に動かされているような恐さを自分に感じてしまいます。他の作品にない強烈な体制批判であると同時に、反体制批判でもあるように思えてならない。
反対意見も多いと思いますが、今問題になっている少年犯罪と法改正、犯罪少年更正のあり方、もっと言えば犯罪と社会の関係を鋭く問うていると思えてならないので候。
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