ネストール・アルメンドロスの映像が美しい。風景映像だけで涙ぐんでしまいま した。

冒頭のサン＝サーンス作曲「動物の謝肉祭」より「水族館」。選曲の妙。なんか頼りない感じと当てのない3人の行く末がうまく音楽に出ています。また、静かに映像を支えるエンニオ・モリコーネの音楽も良かった。

遠景から橋梁の上の列車。麦刈りの機関車トラクター？。野原に舞い下りた複葉機。 麦の芽生え。水中のきれいなグラス。

貧困から抜け出すためにアビーは女の操を捨てる。ビルは彼女に幸せになって欲しい からこそ、結婚を勧めた。自分と一緒では、楽な生活はできないに決まってる。ア ビーもそんなビルの優しさがわかる。静かな葛藤を含みつつ物語がすすむ。

ストーリーとしては最後がちょっとまとまらなかった感じでした。