[コメント] パリ、テキサス(1984/独=仏)
荒涼とした砂漠、高架が交錯する高速道路下、高層ビルが林立するヒューストン。ヨーロッパ人が最もアメリカらしい風景を切り取り、アメリカらしい家族を描いた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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このロードムーヴィーの終着点。マジック・ミラーを隔てたもと夫婦の再会と、ホテルの一室で抱き合う母子の場面・・・空白の4年間を思うに、狂おしいほどの愛に震え、オトコの不器用さゆえのガラス一枚の遙かなる距離感にもどかしさを感じた。
多分、トラヴィスが身を引いたのは自分に自身がなかったのでしょう。また同じ事を繰り返すと。「弱虫!」って言いたいけどね。
ところで、ジェーンがトラヴィスの打ち明け話しに気付いたのが遅すぎ。彼女鈍すぎません?
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