[コメント] 普通の人々(1980/米)
高校生の頃見ました。家族の関わりに対する問題を痛みとともにえぐる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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初めて「精神カウンセラー」という職業を知った映画でもある。優秀な兄を持っていた弟の苦悩。ヨット事故で兄は死に、自分は助かる。両親は、兄の思い出に浸るばかりで、落ちこぼれの弟が死ねば良かったと言わんばかりに振る舞う。「カウンセラー」にかかる弟、始めは話をするだけで高額の治療費を請求するカウンセラーに毒づくがそのうち心を開きはじめる。「子供の心親知らず」という岸田秀の言葉は当時知らなかったが、まさに、そのような内容だった。親だから無条件に子供を愛すという訳では無い、という非常に辛い内容ではあるが、それがわかった時に初めて子供は自立する、ということなのかもしれない。と言っても、当時はそんなこと思いもよらなかったが(笑)。ただただ、泣きながら見ていた、そんな映画。
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