[コメント] 妖婆(1976/日)
溝口健二が存命なら芸術的な怪異譚に仕上がっただろうし、逆に石井輝男だったらブッ飛んだオバカ映画に仕上げただろうが、今井正というリアリズムを追求する、悪く言えば遊び心を持たない堅物の監督では全てにおいて外しまくるのは日を見るより明らかだったろうに…。ま、そのズレ具合が笑えるんだが。ラストは、「それで終わりかよ」って感じだし。笑['07.9.17シネマヴェーラ渋谷]
京マチ子は、当時52歳にして10代から50代位までを、ヌードも逆でんぐり返しも老けメイクも奇声も厭わずアクロバティックに熱演。やってておかしいと思わなかったのか?大女優なのに、こんなんでもクソ真面目にやっちゃうんだから、頭が下る。
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