コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] キングコング対ゴジラ(1962/日)

日本VSアメリカは、日本人外野の横槍により日本の勝利!
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 この作品は初期の並み居るゴジラ作品の中でもかなり特異な位置づけにあるが、しかし、一作目を別にすれば完成度の最も高い映画でもある。なにせアメリカの怪獣の代表キングコングと戦わせようという剛毅さが気に入った!(尤も、劇中ではその辺を配慮したのか、「南海の魔神」とか言う言葉で置き換えていたが)

 このゴジラの良さは何と言っても造形の素晴らしさ。キングコングの出来は本家のようにゴリラ然としていないが、様々な猿の複合体みたいで非常に好感が持てる(よく見ると結構可愛いんだ、これが)。しかもこれがよく動く。ゴジラの造形も出色の出来で、非常に精悍な顔つきをしているし、よくもあそこまで動かした!と思えるほど動きが良い。何と言ってもコングがゴジラの尻尾掴まえてジャイアントスウィングするのは圧倒的迫力!

 ここでのゴジラはまだ悪役然としていて、どちらかというとコングの方が善玉的役割を果たしているが、ゴジラの方も火炎を吐くことも少なく、とっくみあいに持ち込むなど、なかなか紳士的な一面も持っている。

 一応ここには人間による姑息な撃退法が使われているが、逆にそれがゴジラに有利に働く辺り、怪獣映画における人間の役割の弱さを示していて良し。怪獣というのは圧倒的力を持っているからこそ怪獣映画なのだ。この辺りで止めているからこそ、楽しいんだろう。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)アルシュ[*] kiona[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。