[コメント] 舞姫(1951/日)
戦争という非常時の下でしか、平穏を保つことができなかった家族の不穏な空気。その十二分に社会性を帯びた新藤兼人脚本と、成瀬巳喜男のメロドラマ世界の間にどうにも馴染みきれないギャップを感じる。成瀬が社会ではなく人を志向しているからだろう。
『ひき逃げ』の時にも感じた違和感と同じだ。
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