[コメント] 江戸川乱歩の陰獣(1977/日)
全編、加藤泰らしい寸分も隙のない構図と倒錯的な様式美で彩られている。謎解き自体はとってもつまらないものでラストのオチなんか何の驚きも無いのだが、隙のない画面によって全くテンションが弛緩しない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大友柳太朗と英国女性が碁を打つシーンで、盤に石を置く音が次第に鞭の音にすり替わる音響効果、英国女性に誘われたあおい輝彦が、乗馬用の鞭で唐突に女の背中を打ち始める情動の昂ぶり、そして、多分今見ても大友柳太朗の水死体が発見されるシーンの異様さは、夢に出そうなくらいショッキングだろう。
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