[コメント] ガタカ(1997/米)
ジュード・ロウはSFがよく似合う。(05・6・22)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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セピア色がかったカラーが美しい映画だね。よく出来てるなぁ。「そんなに遠くない未来」だっけ。設定もあやふやにしてある所がいいねぇ。近い将来、技術的には可能な世界だもんね。ただ「倫理学的な問題」がワザと無視されてるね。
イーサン・ホークいい演技してるなぁ。ジュード・ロウはロボットみたいな美男子だからね。比較すると人間くさくて良かった。この映画は「血の通ったSF映画」という気がする。血、尿、髪、垢。そんな人間の出す分泌物がたくさん出てくるんだけどキレイやったなぁ。
ユマ・サーマンも人工的な美人だからね。この人以外には考えられんなぁ。彼女も心疾患を起こす可能性を持っていながら「ガタカ社」に勤めてるというのは上手い設定だなぁ。
「宇宙へ何をしに行くんだ」「それを見つけるためにいくのさ」そうじゃない。ヴィンセントは自分の可能性を試したかったんだ。「自分に何が出来て何が出来ないか」
「タイタンはどんな星なんだ?」タバコの煙をワイングラスの中に吹き入れるイーサン・ホーク。「こんな感じの惑星さ」あそこの場面が良かった。すごく良かったね。
自分より優秀な遺伝子を持っているはずの弟に、遠泳で勝った時からヴィンセントは「自分の可能性」を信じ始めた。これは「当たり前に生まれた人間」が「人工的に作られた人間」に勝利する物語だと思う。
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