[コメント] ガタカ(1997/米)
ジュード・ロウの魅力に引っ張られて見た感じがする。今一つ感情移入できなかったのは・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主人公・イーサン・ホーク の「夢」とそれへかける情熱の描きがちょっと淡々としすぎていたからかも。 独特な雰囲気を出すためにあえて抑制されたトーンで物語を展開するというのも悪くないけれど、主人公の夢に共感できないと、それを妨げる理不尽な壁(遺伝子による選別)に対する気持ちも中途半端にしか共感できない。
兄弟の葛藤も今一つ。遠泳のエピソードだけではちょっと苦しい。ああいう特殊なエピソードに頼るのも悪くないが、ほとんどそれだけというのでは、「だから何さ、普通の兄弟じゃん」みたいな感じがしてしまう。
僕にとって救いだったのは、やはりジュード・ロウの持つ雰囲気。A.I. の時もそうだったが、主役を喰ってしまいそうな勢いの存在感がある。
ちなみに、僕が借りたDVD版には例のごとくおまけがついていて、その中に、「遺伝子が選別されていたら生まれてこなかったであろう人たち」というのがあった。 出てきた名前は、リンカーン大統領、ケネディ大統領、アルバート・アインシュタイン、ジョナサン・ジョイナー、・・・などの名前。遺伝子選別は、こういう可能性を消すことになるのか、と妙に感心した。
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