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[コメント] 真夜中のサバナ(1997/米)

前半は中心を欠いたまま膨張していくエピソード群が中々に魅力的で悪くない。後半はそうしたベクトルが「真相」へと向かうので、映像よりも物語が優位に立ってしまっている。それが逆転するのは最終盤になってからだ。
赤い戦車

判決の際に手から零れ落ちる毒薬の瓶、最後に襲いかかる因果。こうした不穏さをもっと全体に張り巡らして、「呪い」の映画としても見れるよう仕上げた方が面白かったように思う。まあ総じて油断ならない、いつもながら「変な」イーストウッド作品の系譜。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)緑雨[*]

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