[コメント] トイレの花子さん(1995/日)
惜しい!と思う。(注:前田愛が!という意味ではない)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
夜の学校って、ほんとに怖い。なんか人の気配がするんだよな、どの学校も。っつっても大学では感じなかったな、そんなの。数百人が入る教室にオレと教授のみっていう状況の方が怖かった思い出がある(帰れないし)。とにかく、うちの中学(これが古い校舎で、昔、陸軍の駐屯地だった場所にあった)は怖かった。ウワサもいろいろあったしね。で、やっぱこの映画のテーマというか、見せたかった本筋はその恐怖心でしょ?だったら、カマもった犯人は要らんでしょ、やっぱ。大人の無力さ、先生のだめっぽさ、子供の残虐さ、ウワサ話の恐怖、暗闇の恐怖(これはもっと強調したかった)、なかなかイイ線はいってると思うけど、もう4歩ぐらい。誰もが思うことかもしれんが、「学校の怪談」といえば、リアルタイムで経験した恐怖の方が怖かったという気持ちではなかろうか。
うちの中学(といっても取り壊された)を舞台にしてたら、トイレは水洗じゃないし、木造だし、使ってない教室とか、たてつけの悪い窓がガダダンって鳴るとかさ、かなり恐怖があったと思う。楳図かずお先生の「ギイイイ」とかの擬音が似合う学校だった。無機質で冷たい感じの学校も怖いけど、やっぱアレですよ。学校の恐怖は。トイレの花子さんにこだわるなら、水洗じゃない方がよっぽど怖い(臭い)おばけが出てきそう。それこそただのマニアという設定でやるのも怖いけど。 んな訳で、惜しいと思ったのでした。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。