[コメント] ラン・ローラ・ラン(1998/独)
まずはお疲れ様。
1秒間に3コマくらいしか使っていないような粗いアニメの部分も、何度も見せられるうちに愛着がわく(ってか映画自体見るの2度目だ)。現実にわれわれが生きているこの人生の中で、上書きされ消去された「未だ経験し得ぬ人生」の記憶をわずかにでも保持し、瞬間瞬間に最適の選択を繰り返すことができるなら、思いもよらぬ大事を成し遂げることになるのかもしれない。通りすがりの他人の人生にも、われわれは思いのほか大きな影響を与えているのかもしれないし、決定的な場面では生命を吹き込むことさえ出来るのかもしれない。それでも変えられない運命もあるという目配り(マイヤーさん――この名前は3つ目のエピソードで初めて分るのだが――の車が、チンピラを乗せた白い車と衝突する、など)にはニヤリとさせられる。同じ20分を3度も繰り返すのだから当たり前だが、実にエピソード満載の濃厚な映像体験だった。
そして、それこそまさにわれわれがこの人生で体験していることである(と、言ってるのだと思う)。すたあと!
・・・にしてもなぜドミノ倒しのTV番組、日本語だったんだろう? すべて映画の公開される現地語に合わせて吹き替えているのだとしたら恐れ入る。
80/100(02/05/03再見&5点up)
追記:確かにあの上から降りてくるエンドロールには反応した。私もはじめて見た。
追記2:(人生のリスタートというそもそもの設定を除けば)映画的な明かな飛躍は「キャー」「パリパリン」(byペペロンチーノ氏)能力くらいで、これについて私はまあいいやと思えた口。
追記3:ドイツ映画というだけで期待してしまう割には、ゲルマンゲルマンした顔(?)はあまり出てこないね。私のイメージでは救急車の中で心臓マッサージしていた救命士の顔が近いのだが。
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