[コメント] 死刑台のエレベーター(1957/仏)
人生は全て箱の中に。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
エレベーターという箱に閉じ込められた主人公。 密室という箱の中で殺害された社長。 街中をふらふら歩いてトラ箱に入れられた社長夫人。 高級車という箱に憧れる若者。 モーテルという箱の中でのつかの間の宴会を楽しむ男女。
そして二人の幸せな日々はカメラという箱の中に。
そういえば、冒頭で愛を囁きあうのも電話ボックスという箱の中ではなかったか。
ジャンヌ・モローの顔は愛を囁いている時でさえ、決して甘ったるくならない。 そんな彼女の雰囲気と、マイルス・デイビスの官能的でありながらどこか乾いたような音楽がよく合っていると思います。
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