[コメント] ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997/独)
数え切れない銃弾が飛び交うシーン、主人公に銃弾が当たらないのが香港映画とその他大勢で、この映画の場合は主人公にも主人公以外の人間にもかすりもしない。そこに込められた人間を見つめる眼差しが鋭い。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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誰も死なないし、誰も血を流さない。そのかわりに、監督脚本家をはじめとするスタッフが大量の“智”と汗を流して素晴らしい映画をこさえたことに感動です。おちゃらけた映画と表面的に思わせといて、黙々と一方ではラストの昂揚、爽快感までの道程を人間の温かみで表現したのでホント感動した。
無機質な鉄砲玉と怨恨の血で人間の営みを描くのではなく、血が通った登場人物達の顔で描く映画にハッピーエンドがとってもよく似合う!金よりも命の重みを示した映画に幸アレ!ドイツヤクザのボスにも幸アレ!
2003/9/1
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