[コメント] ブルークリスマス(1978/日)
UFOについての説は多数あるが、倉本のSFとは!と大いに期待したが、彼自身はSFなんぞを書く気はなかったらしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本映画はUFOの解明なぞ何もせずに、話は政府の「謀略」に移っていく。もっとも「謀略」と言っても1つのUFO対策で、なぜそうするのかの納得出来る説明は有るには有る。が人の命を取るという随分乱暴な対策だ。
昨今(2025)流行りの考え方に、「多様性認識」というものがある。が、軍事国家が嫌うのがこれだ。国民は1つのパターンであるのが望ましい。
最初に言ったが、多数ある説の中に、政府の「自作自演」がある。つまりUFOは政府の開発中の高性能飛行物体だというのだ。私は本作を、その開発実験に乗じて、独裁軍事国家にしてしまおうとしている―という筋書きを期待していたのだが。
或いは多様性ならぬ「差別」の形態を突っ込んで描くともっと面白かったかもしれない。
どちらにせよ、尻切れトンボで終わってしまっている。
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