[コメント] イヴの総て(1950/米)
統計的な話をしてるんじゃなくて、自分の中の8割はマリリン・モンローやベティ・デイビスのような女に魅力を感じ、2割はアン・バクスターに魅力を感じるってことだけどね。だってベティ・デイビス(マーゴ)なんて、女優という職業の上では第一級のキャリアを築いていながら、女の幸せにはやっぱ男が必要、とか言ってあっさり主婦業に納まっちゃう人だよ。世の中こんな女ばっかりな方が、むしろ男にとっては都合がいい。いや厳密に言えば2割くらいはアン・バクスターがいてくれると楽しいけど、それについて心配する必要はないみたいだし。
少なくともこの映画は、男が描いた「イヴのすべて」だからね。女が映画を撮るようになったら、イヴを全面的に応援はしないまでも、彼女の男に依存しない部分については善として描けるんじゃないかと思うんだけど。まあ、いい加減そろそろ、そうあるべきなんじゃないかと思ってる、ってことですな。
ただ、危険なほど素直に男の心情を吐露した映画ではあるね。登場する俳優陣に一人も「イイ男」がいない。女優陣と比べると著しくアンバランスだ。
90/100(04/07/22記)
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