[コメント] 黒いオルフェ(1959/仏=ブラジル)
ユリディスことマルペッサ・ドーンが愛らしかったのは収穫。冒頭の群舞を彩る縦横無尽な民人の配置もエキサイティングだ。ただ、ダンサーを撮るカメラワークの平坦さ(アップの顔からステップを踏む足へ)が残念だった。カーニバルの狂騒を超えて一夜の恋がサスペンスの色を帯びるなら、それも背景として機能するものと見なせばよいのだが。子供たちの行動のナチュラルな在り様もそれを助ける。
(水那岐)
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