[コメント] ストーカー(1979/露)
理屈ぽいオヤジ三人の「スタンド・バイ・ミー」的ミステリースポット探訪。途中下車覚悟で臨んだものの、案外眠くならずに観れた。おっ?それほど難解でもないのかなと思ってたら、すっとこどっこいラストのラストで圧倒的にわけ分からなくなった。薄汚れた廃墟や濁った水溜り・静まり返った木々など絵的には好み。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まあ、ラスト主人公のストーカーが死んだ(やはり自殺か?)のは分かるが・・・。不幸な者をゾーンへと案内し、希望を叶える役目だった主人公。自らは家族とうまく行ってない。他人の幸せに希望を見出すはずが、誰一人「願いの叶う部屋」へ入ろうとしない。ついには、全てに絶望してしまった、という事なんだろうか・・・。だとしたら暗すぎるよ・・・。
今までゾーンを訪れた者は、無残にも死に絶えたと劇中言っていた。そして「願いを叶える部屋」では精神を集中させ、その希望だけを思い続けろと。そうでないと余計な邪念があったりすると危険だと。
結局、誰一人本当に思い悩んだ人間はここを訪れてなかったのかもしれない。誰もその部屋へ入らなかったという事実が物語っているように思う。ただの好奇心だけで。
本当にその部屋へ入るべき人間は主人公だったのではないか。だが、ストーカー自身は入ってはならないという制約の狭間で「希望」というものが朽ち果ててしまった、のか?
まあ、原作読めって事か。
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