本人達はどう意識してるか、その本音は知らないが、よく比較されるピロ様と田中麗奈。オレは全然思ってないが二人はライバルと言われている（た？）。

「田中麗奈っていい映画多いなー。『がんばっていきまっしょい』も良かったし『はつ恋』もよかったし、で、広末はどうよ。『WASABI』に『秘密』だろ？代表作がないよなー」

と、こんな風に言われてもオレは余裕がある。

「ピロ様は『GTO』なんて出ないし」

ほ〜ら、勝ったね（何にだ？）

「演技力から言っても田中麗奈のほうが幅があって上手いよ。広末の泣きの演技はもういいよ」

と、こんな風に言われてもオレは余裕がある。

「『GTO』みたいなやっつけ仕事はしないし」

と、こうして見ると、田中麗奈は撮る監督によってどうとでもなる人で、ピロ様は自分でどうにかする人なのか？あ、ピロ様がどうにかしてるって思ってるのはオレだけなのか。ってまあ、ピロ様ピロ様ってピロ様の事はいいんだよ。田中麗奈の映画なんだから（←間違い）。ともかく、あまりにもこの映画自体がヨロシクナイ出来だったので、出演している役者達全員の株が落ちたのは間違いない。正直いって、映画に恵まれていると、少しやっかみも含めて羨ましかった田中麗奈だったが、こんなTVドラマとして見てもどうかと思うようなモノの映画版に、普通に出演して普通に演じている時点で大女優たる資質の欠片も感じ取れない。これならまだ『踊る大走査線』の方がいい出来だぞ。ピロ様のライバルなどおこがましいわぃ！というか、ほっとしたんわけで「ふー。良かった。こんなんに出てなくて…」と（あくまで視点はピロ様視点で）。←出てたら間違いなく５点だが。当然っす。うん。